ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

社会福祉士

[2024年8月6日]

ID:3398

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

社会福祉士の勤務先

岡山市地域包括支援センター

 地域包括支援センターでは、社会福祉士として地域の高齢者の相談対応業務等を担っていただきます。

通所介護(デイサービスセンター)

 通所介護(デイサービスセンター)では、生活相談員兼介護職員として勤務します。

先輩たちへのインタビュー

岡山市北区中央地域包括支援センター(社会福祉士)

  • 1年目 岡山市地域包括支援センター配属
  • 現在に至る
社会福祉士(若手)が、電話相談業務を受けている写真

社会福祉士の資格を活かして、地域支援をしたいと思った

 ふれあい公社で採用になる前は、医療に携わる仕事をしていました。前職で入院中の高齢者の方々と関わる機会が多くあり、お話を伺う中で退院後の生活に対する不安やさまざまな複合課題を抱える方が多くおられました。実際に課題を抱える高齢者の方たちと直接関わる中で、学生時代に学んだ社会福祉士の知識とその資格を活かして働きたい、人に寄り添った相談業務に携わりたいという思いが強くなりました。

 私が前職で出会ったような課題を抱える高齢者の方たちが地域で安心して自分らしい暮らしが続けられるように支援していきたいと思い、それができるのはどこだろうと考えた際、地域の高齢者の困りごとの総合相談窓口としての役割を持つ「地域包括支援センターで働きたい」と思いふれあい公社を志望しました。

業務内容と職場の雰囲気

 先輩職員と一緒に担当地区を持ち、高齢者や家族からの相談に対応したり、必要に応じて関係機関との連携・調整を行います。相談対応は、電話や事務所へ来られた方の対応だけでなく、実際にご自宅や地域に出向いて対応することもあります。本人やその家族からの相談だけでなく地域の方から近所に住む高齢の方が心配だという相談をうけることもあります。その人にとってより良い支援とは何かを考え、必要なサービスや人、場所や機関と繋ぎます。また、地域のサロンや民生委員会等に参加し、地域づくりにも携わっています。さまざまな立場や地域で活動をしている人、別の施設や機関の方などいろんな方たちと繋がりを作りながら仕事をしています。

 職場の雰囲気は明るく、忙しい中でも相談に乗って下さる優しい先輩方がたくさんいます。日々の業務でわからないことは所内の誰にでも聞ける環境が整っていることに加えて、担当の先輩職員がついてくださるので新人の私にとってとても働きやすい職場だと感じています。

ある日の流れ

1日のスケジュール
時間業務内容
8時30分出勤・朝礼 
9時00分事務作業・電話対応
10時00分担当地区への訪問(相談のあった方のご自宅へ訪問)
12時00分昼休憩(60分)
14時00分民生員会参加(地域との関係づくり)
16時00分記録・報告書作成 (その日の活動内容・経過報告、予定している内容)
17時15分退勤
社会福祉士(若手)が、対面での相談業務に対応している写真

岡山市北区北地域包括支援センター(センター長)

  • 1年目 岡山市地域包括支援センター配属(社会福祉士)
  • 7年目 主任介護支援専門員として配置
  • 8年目 福祉主任に昇任
  • 11年目 地域包括支援センター長補佐に任命
  • 14年目 地域包括支援センター長に昇任(総合職へ登用)
  • 現在に至る
地域包括支援センター長の写真

地域の課題解決へ導き、地域連携ができた時の喜び

 地域包括支援センターは、個別のさまざまな相談を聞いて支援を行ったり、高齢者が暮らしやすい地域となるよう、地域に出向きお話をしたりと、必要とする対応内容が多岐にわたっています。複雑な課題を抱える個別相談を、チーム一丸となって考え解決に導いたり、地域で講話を行い、介護予防促進の一役を担えた時には、包括のメンバーと共にやりがいを感じています。また、ふれあい公社や包括メンバーだけでなく、外部のさまざまな組織・関係機関に顔を知ってもらい、気軽に相談し合える関係が構築できた時は、この仕事をやっていてよかったと感じます。

課題解決に向けて、チームアプローチができる強み

 地域包括支援センターの仕事では、専門知識や各種制度のこと等々、多くの知識が必要になってきます。情報や制度が変動することに合わせて、自分の知識も常にアップデートしていく必要があり、とても苦労するところです。苦手な分野のことは中々覚えられず、必要な情報がすぐに出て来ないこともありますが、一緒に働くメンバーや他センターの皆さんに相談することで解決しています。地域包括支援センターはさまざまな資格を持った職員や経験豊富な職員が配置されており、それぞれが自分の得意としている部分を持ち寄り、知識の共有をすることが可能です。そこはチームアプローチを主とする地域包括支援センターとしての強みでもあり、メンバー同士の良好な関係があればこそだと思います。

今後も増え続けるであろう需要の声に、向き合い考え続ける

 地域包括支援センターは地域の方の声を最前線で聞くことができるところだと思います。今後ますます少子高齢化が進んでいく中で、地域包括支援センターで担っていくべき役割や求められる声はこれからも増えていくと思われます。「包括に相談してよかった」「ふれあいセンターがあってよかった」と思ってもらえるように、色んな声を反映し、「包括・公社でできることは何か?」を常に考えられる職員でありたいです。

所属職員の相談に乗る様子