各ふれあいセンターにあるアスレチックコーナーでの運動指導、健康に関する講座やイベントの企画実施に携わります。
岡山市ふれあい介護予防センターにて、地域の高齢者に対する介護予防の取り組みに携わります。
ふれあい公社で健康運動指導士として働く先輩職員の方々へお話を伺いました。
過去に自分自身が、理学療法士や健康運動指導士の方にお世話になったことがあり、そこで健康運動指導士という職業を知りました。自分が経験した、思い通りに体を動かせない時の歯がゆさや、体が動くようになった時の嬉しさや喜びを知ったことから、自分も誰かの力になりたいと思い健康運動指導士を目指そうと思いました。
大学の就職活動中にタイミングよくふれあい公社で健康運動指導士としての採用募集がありました。自分も子どもの頃に近くのふれあいセンターに遊びに行った記憶もあり、とても身近な存在としてもともと知っていました。
地元市民の方が運動を通して、少しでも長く元気に日常生活を過ごしてほしいという思いと、身体を動かす楽しさ・喜びを実感して頂いて、地域の方々の健康を支えていきたいという思いから、ふれあい公社で健康運動指導士として働くことを志望しました。
ふれあいセンターにあるアスレチックコーナーで毎週水曜日・金曜日に行う運動相談の対応や、アスレチックコーナーのマシンを使用した講座の実施をしています。運動相談では、マシンを使いたいがどうやって使ったらよいか、またどんなマシンを使うとよいのか等、これから運動をはじめようとされている方が来られることが多いです。その人が鍛えたい部分や、動きづらい体の部位や動作などを聞いて、どのマシンを使ってどんな運動をすることがその人に必要であるかを伝えています。マシンだけでなく日常生活の中でできる運動などもお伝えしています。長期的にアスレチックコーナーに通って下さる利用者さんもおられ、「日常生活が過ごしやすくなった」「スムーズに立つ動作ができるようになった」「前は、山登りで友達に遅れていたけど、歩くスピードが速くなって同じ速度で歩けるようになった」など、目に見える変化を感じたり、ご本人からのうれしい言葉を聞くことができると、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
また、アスレチックコーナーの業務だけではなく、ふれあいセンターで行う講座・イベントの企画・運営にも携わっています。アスレチックコーナーでの業務以外の時間は、その日の講座の準備や片付け、次に企画するイベントや講座の調整など管理事業係としての業務も行います。職場の雰囲気は、ローテーション勤務のため常に同じ人と一緒の勤務にならない分、それを補うための職員間のコミュニケーションが活発で、困ったときは助け合いながら日々の業務が行えているので、非常に働きやすい環境です。
時間 | 業務内容 |
---|---|
8時30分 | 出勤 |
9時00分 | 講座の準備、電話対応 |
10時00分 | 個別の運動相談対応(午前の部は12時まで) |
12時00分 | 昼休憩 |
13時30分 | 個別の運動相談対応(午後の部は14時30分まで) |
15時00分 | 講座・イベントの企画、講座の準備と片付け、電話対応 |
17時15分 | 退勤 |
介護予防センターの業務は、担当学区を受け持ち、健康づくり教室や「あっ晴れ!もも太郎体操」の講習など、外出での業務が主体となります。地域の方と関係性を築くことが重要だと思い、積極的にコミュニケーションをとることを心がけています。そうして健康支援をしていく中で、感謝の言葉を多くの方からいただけるようになりました。地域の方と身近な距離で支援でき、身近な距離で意見や言葉を聞くことができるのは、この仕事の魅力の一つだと思います。
新たに担当地区を持った時は、地域住民との関係性づくりだったり、地区特性を理解したりと、大変なこともあります。町内会の集まりに参加したり、地元のイベントに講師として招かれたりすることもあります。このような機会に少しずつ地域住民とコミュニケーションを深めていくことで、住民との会話などから地域に対する理解も深まっていきます。また住民との信頼関係を築いていけると、直接依頼をいただくことも増えてきます。
地域の方々との交流を通じて、さまざまなつながりが生まれることを前向きに捉えることで、仕事がより楽しいものになると感じています。
運動は個別に取り組むものでもありますが、健康運動指導士は集団指導もしっかりと行えることが強みだと思います。より多くの岡山市民の方々を健康な方向に導けるよう、楽しい教室運営や運動の実施・指導を工夫していきたいと思います。