統計情報

中区は岡山市全体の高齢化率、一人暮らし高齢者率より下回っている地域が比較的多い地区ではありますが、旭東学区と旭竜学区については高齢化率、一人暮らし高齢者率ともに岡山市全体よりも高い数値となっています。
また地域では困りごと支援や見守りなどの支え合い活動や医療・福祉・介護事業所も協力、連携し住民が医療や介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して生活が続けられるように医療介護連携（なかまちーず）に取り組んでいます。

岡山市北区中央は岡山市の中心部および西部と北側の地区で構成されています。
御南、吉備などの西部では農村地帯と新興住宅地が混在して若い世代の人口の増加がみられ高齢化率・一人暮らし高齢者率ともに岡山市の平均をかなり下回っています。
中山間的な要素が多い牧石では高齢化率は岡山市平均を上回っていますが一人暮らし高齢者率は下回っています。市街地でも一部岡山市の平均を上回っている地域もありますが地域によって差がある現状が見受けられます。
中心部では生活に必要なサービスがある一方、山間部では地域の交通手段を確保するためデマンド型タクシー運転を開始するなど住み慣れた地域で暮らしていけるような取り組みがみられます。

岡山市の東側の地区で、西部には百間川、東部には吉井川が南北に流れており、東は瀬戸内市、北は赤磐市と接しています。
また、東区は岡山市の中でも最も高齢化率の高い地区となっています。
西大寺・旭東中学校区では生活に必要なサービスが多く、その他の学区では生活に必要なサービスを利用するまでが遠いという課題も抱えています。
住み慣れた地域でこれからも生活していくため、地域での支え合いの取り組みも行われており、移動の課題についてはデマンド型乗り合いタクシーがあり、千種地区は「モモタク」。角山地区では「角タク」が活動しています。

岡山市北区北地区は、市内6福祉区の中で一番広い面積です。中心部から北に向けて南北に伸び、南部丘陵部では高級フルーツの栽培が盛んに行われる一方で、人口密度も高く医療機関や日常生活に必要な資源は比較的整っています。
北部は中山間的な特徴が強く高齢化率も高いです。地域内には岡山空港、山陽自動車道があり、県内外への重要な移動拠点であり交通の利便性を活かした工業団地（御津・岡山空港周辺）や岡山リサーチパークなど産業と物流機能が集中しています。
しかし住民の主な移動手段は自家用車であるため、高齢化による免許返納が問題化しています。
また、生活に必要なサービスが乏しいものの、デマンド型乗合タクシー「あいタク」や、移動スーパー「ロンドン」は、過疎地の生活を支える重要な社会資源となっています。その他、神社仏閣や史跡案内のボランティア活動の取り組みも活発です。医療・介護・福祉業界では地域包括ケアシステムの構築へむけてみつネット・津一ネットとして連携の取り組みがあります。

南区西は市の南西部に位置し、昭和初期に干拓された広大な農地でほぼ占めています。
全体的に高齢化率は市の平均より高い傾向にありますが、逆に一人暮らし高齢者率は他福祉区に比べ低いことがグラフから読み取れます。
地域でのサロンや支え合い活動が活発な地区です。地域にある介護事業所や民間企業も地域貢献の意識が高く、地域との繋がりも増えつつあります。今後、益々活動的になることが期待できる地区です。

南区南は岡山市全体の高齢化率より下回っている学区が6学区と比較的多いですが、福島学区、南輝学区、甲浦学区、小串学区においては高齢化率が高くなっています。一人暮らし高齢者率に関しては、岡山市全体と変わらない学区が多くなっています。