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介護予防センターの健康コラム>フレイル予防

[2025年9月21日]

ID:6342

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フレイル予防対策~社会参加編~

こんにちは。岡山市ふれあい介護予防センターの看護師です。

今回は「フレイル予防対策~社会参加編~」についてお伝えします。

みなさんは、1日に1回以上外出をしていますか?年齢とともに外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えたという方は注意が必要です。閉じこもりがちの生活が続くと心身の機能が低下して、認知症やフレイルのリスクが高まります。

近年の研究では、社会参加をしている高齢者は非参加者に比べ、人生最後まで自立した生活を送る可能性が約1.5倍高く、定期的な運動(週3回・合計2時間以上)をする人は、そうでない人と比べて認知症になるリスクが約33パーセントも低いということが分かっています。

社会参加には、「趣味のサークル活動」「ボランティア活動」「地域行事への参加」「近隣住民との交流」「スポーツ活動」など、さまざまな種類があります。

「令和5年度版 高齢社会白書」では、社会参加をして良かったと思うこととして「生活に充実感ができた」「新しい友達を得ることができた」「健康や体力に自信がついた」と回答した割合が高くなっていました。

みなさんも自分に合った社会活動を見つけて1日1回以上は適度な運動を行い、フレイルを予防していきましょう。

運動をする際は、脳と体を同時に動かす「コグニサイズ」がお勧めです。脳と体を同時に動かすことで脳が活性化し、認知機能の低下を防ぐ効果があります。

下記に掲載している、【図1】を参考に取り組んでみてください。


【引用文献】

  1. Ueno T, Saito J, Murayama H, Saito M, Haseda M, Kondo K, Kondo N. Social participation and functional disability trajectories in the last three years of life: The Japan Gerontological EvaluationStudy.ArchGerontolGeriatr.2024Jun;121:105361.doi:10.1016/j.archger.2024.105361.
  2. 厚生労働省「あたまとからだを元気にするMCIハンドブック」


※画像をクリックすると、拡大表示されます。
「コグニサイズ」について、紹介をしている画像です。 「少し息が弾む程度の軽い運動」と「簡単な認知課題(脳の体操)」を同時に行うことで、体と脳を鍛えることができます。 「少し息が弾む程度の軽い運動」の例は、次の通りです。【足踏み・ウォーキング・階段昇降・サイドステップ】 「簡単な認知課題(脳の体操)」の例は、次の通りです。【100から7をひいていく・しりとり・都道府県名を言う・数をかぞえて、3の倍数で手をたたく】

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