こんにちは。岡山市ふれあい介護予防センターの看護師です。
今回は「フレイル予防対策~社会参加編~」についてお伝えします。
みなさんは、1日に1回以上外出をしていますか?年齢とともに外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えたという方は注意が必要です。閉じこもりがちの生活が続くと心身の機能が低下して、認知症やフレイルのリスクが高まります。
近年の研究では、社会参加をしている高齢者は非参加者に比べ、人生最後まで自立した生活を送る可能性が約1.5倍高く、定期的な運動(週3回・合計2時間以上)をする人は、そうでない人と比べて認知症になるリスクが約33パーセントも低いということが分かっています。
社会参加には、「趣味のサークル活動」「ボランティア活動」「地域行事への参加」「近隣住民との交流」「スポーツ活動」など、さまざまな種類があります。
「令和5年度版 高齢社会白書」では、社会参加をして良かったと思うこととして「生活に充実感ができた」「新しい友達を得ることができた」「健康や体力に自信がついた」と回答した割合が高くなっていました。
みなさんも自分に合った社会活動を見つけて1日1回以上は適度な運動を行い、フレイルを予防していきましょう。
運動をする際は、脳と体を同時に動かす「コグニサイズ」がお勧めです。脳と体を同時に動かすことで脳が活性化し、認知機能の低下を防ぐ効果があります。
下記に掲載している、【図1】を参考に取り組んでみてください。
【引用文献】
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