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健康コラム93

[2025年1月27日]

ID:5634

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認知症について

こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センターの作業療法士です。

今回は「認知症」についてお伝えします。

認知症とは、病気などにより脳細胞の働きが悪くなることで、記憶力や判断力などの認知機能が低下して、日常生活に支障をきたしている状態をいいます。(認知機能は認知症以外の原因でも衰えることがあります。)

認知症の主な特徴について、もっとも多いのはアルツハイマー型認知症です。高齢になるほど「血管性認知症」などの病気と合併するようになります。

また、脳のどの部分が損なわれたかによって、認知症の症状は異なります。(添付資料参照)


【代表的な4つの認知症とその特徴】

(1)アルツハイマー型認知症

  • 「もの忘れ」から同じ質問を何度も繰り返したり、約束を忘れる
  • ゆっくり進行し、本人は楽観的で病気だという認識が薄い
  • 道に迷いやすくなる

(2)脳血管性認知症

  • 高血圧など動脈硬化の危険因子を持つ方がなりやすい(男性の方が多い)
  • 気分の落ち込みや、意欲の低下がよく見られる
  • 涙もろくなるなど、感情の制御がしにくくなる

(3)レビー小体型認知症

  • 人や動物、昆虫など生々しい幻視があらわれる
  • 手足の動きが遅くなり、筋肉が硬直し動きが減る
  • 歩行が小刻みで、転びやすくなる

(4)前頭側頭型認知症

  • 理性をつかさどる前頭葉が侵されるため、行動に制御が効きにくくなる
  • 興味、関心がなくなると、話の途中でも立ち去るなど社会性がなくなる
  • 同じ行為を繰り返したり、不潔をいとわなくなる

認知機能の衰えに気づいたら、早めに医療機関で原因を調べてもらうことが大切です。

認知症予防の基本は、規則正しい生活を送る事、そしてフレイル予防と同じく「運動」「食事」「社会参加」が3本柱です。できることから始めて、毎日の習慣になるといいですね。


※画像をクリックすると、拡大表示されます。
認知症の種類について、円形のグラフで解説をしている画像です。 認知症の種類は、大きくわけて4つのタイプがあります。その中でも「アルツハイマー型」の発症がもっとも多く、67.7パーセントと約7割をしめています。次に多いのは「脳血管性型」で、19.5パーセント。3番目が「レビー小体型」4.3パーセント。最後に「前頭側 頭型認知症」や「アルコール性認知症」などの混合型で、これらは8.6パーセントほどになります。出典元:厚生労働科学研究費補助金認知症対策総合研究事業「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」平成23年度~平成24年度、総合研究報告書より

お問い合わせ

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住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

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