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健康コラム88

[2024年10月28日]

ID:5422

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楽しく学ぼう!今から備える災害時の食事

こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センターの管理栄養士です。

今回の健康コラムでは、「楽しく学ぼう!今から備える災害時の食事」についてお伝えします。

皆さんは、災害に備えて食品の家庭備蓄をしていますか?過去の経験から、最低3日分~1週間分(×人数分)の食品の家庭備蓄が望ましいと言われています。災害直後はエネルギー源になる炭水化物(ご飯・パン・麺類)に偏りがちなので、栄養バランスを考慮しないと、体調不良や病気になる可能性があります。災害時でも栄養バランスがととのった食事ができるように、備蓄を意識しましょう!


☆1週間分(×大人2人分)の家庭備蓄の例を紹介します。

<必需品>

  • 水2リットル×6本×4箱 ※水は1人1日およそ3リットル必要(飲料水+調理用水)
  • カセットコンロ、ガスボンベ×12本 ※1人1週間約6本必要

<エネルギーがとれる主食になる食品>

  • 米2キログラム×2袋
  • 乾麺:そうめん2袋(1袋300グラム)、パスタ2袋(1袋600グラム)
  • カップ麺×6個
  • パックご飯×6個 ※湯せんする
  • 缶詰パンなど

<たんぱく質がとれる主菜になる食品>

  • レトルト食品:牛丼の素・カレーなど18個、パスタソース6個 
  • 缶詰(肉・魚):お好みのもの18缶

<ビタミン・ミネラル・食物繊維がとれる副菜になる食品など>

  • 日持ちする野菜など 
  • 梅干し、のり、乾燥わかめ、野菜ジュース、果汁ジュース、インスタントみそ汁、即席スープ、調味料、チョコレートなど菓子類


【家庭備蓄はローリングストックがオススメ!】

ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きし、賞味期限を考えて古い物から食べ、食べた分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法です。日頃から、栄養バランスや使い勝手を考えて、各家庭に合った食品を選びましょう。資料の画像を添付しておりますので、参考にしてください。

  1. 「備蓄食材を使った3つのレシピ」
  2. 「洗い物いらずの簡単調理例」
  3. 「あると便利な備品類」
  4. 「災害の『備え』チェックリスト~避難の際に持ち出すもの編~」



※画像をクリックすると、拡大表示されます。
備蓄食材を使った防災レシピ「切り干し大根のサラダ」について解説をしている画像です。 「材料(2人分)」・切り干し大根(水洗い不要のもの/30グラム)・ツナ(油漬けでも水煮缶でも大丈夫/60グラム)・マヨネーズ(大さじ3杯)・おろししょうが(ちゅーぶタイプ/小さじ1杯)・白ごま(適量) 「レシピのワンポイント」 乾物は、マヨネーズの油分とツナの水分で戻すので、水は必要ありません。調味料が直接切り干し大根に入るので、味が良く染み込みます。 「作り方」 (1)ポリ袋に切り干し大根を入れ、袋の外からよく解す。 (2)ツナ、マヨネーズ、おろししょうが、白ごまを加えてよく揉む。 (3)20分ほど置くと味が染み込み、柔らかくなる。 ※ツナの水煮缶を使用する場合は、水分が多いので、マヨネーズの量を少なめにするなど調整をする。味が濃くなる場合は、そのままの分量で大丈夫です。  ★アレンジメニュー 野菜ジュースで切り干し大根を1時間戻し、ツナ缶と混ぜ合わせた後、塩・胡椒で味を調えます。
備蓄食材を使った防災レシピ「鶏とコーンの炊き込みご飯」について解説をしている画像です。 「材料(4人分)」・米300グラム(2合)・水400ミリリットル(2カップ)・焼き鳥缶140グラム(2缶)・コーン缶80グラム・しょうゆ小さじ2杯・耐熱性ポリ袋(高密度ポリエチレン袋)2枚  「レシピのワンポイント」焼き鳥缶をタレごと入れることで、簡単に味付けができます。タンパク質をとることもできます。 「パッククッキングのワンポイント」耐熱性のポリ袋に食材を入れて、袋ごとゆでる調理が「パッククッキング」です。ポリ袋(高密度ポリエチレン製)は、耐熱温度130度以上または、湯せん対応可能です。0.01ミリのマチがない袋を使用します。   「作り方」 (1)耐熱性のポリ袋に米と水を入れ、30分間浸水させる。 (2)↑(1)に焼き鳥缶(タレごと)、コーン缶(汁は切る)。 (3)袋内の空気を抜き、そのまま袋の上部を捩じって空気が入らないように固く結ぶ。 (4)大き目の鍋を用意し、鍋底に耐熱皿または布巾を敷き、水を3分の1程度入れる。 (5)沸騰したら、(3)を入れて吹きこぼれない程度の火加減で30分間加熱する。 (6)火を止めて、鍋に蓋をし、10分間蒸らす。 (7)お皿に盛り付けたら、完成!  ※災害時の水は貴重です。 洗米しなくても、30分くらい水をつけておけば、ぬか臭さはなくなります。
備蓄食材を使った防災レシピ「パック、クッキングごはん」について解説をしている画像です。 「材料(1人分)」・米80グラム(2分の1カップ)・水100ミリリットル(2分の1カップ) 「パッククッキングのワンポイント」耐熱性のポリ袋に食材を入れて、袋ごとゆでる調理が「パッククッキング」です。ポリ袋(高密度ポリエチレン製)は、耐熱温度130度以上または、湯せん対応可能です。0.01ミリのマチがない袋を使用します。 「作り方」 (1)ポリ袋に、米と少量の水(分量外)を入れ、もむように混ぜる。 (2)水を捨てる。 (3)分量の水を入れ、空気を抜きながら、上部で結ぶ。 (4)20分後、浸水させる。 (5)吹きこぼれない程度の熱湯で、30分加熱。(鍋に入れる水は分量外で、鍋で3分の1程度まで入れる。鍋底に耐熱皿を敷く) (6)火を止め、蓋をして10分蒸らす。 (7)お皿に盛り付けたら、完成! (盛り付ける際、事前に更にラップを敷いておくと、食べ終わった後の水洗いが不要になり、水の節約になります。)
洗いもの不要!簡単にできる、水を使用しない調理方法について解説している画像です。 (1)「皿にラップをかける」断水した際にも、食器にラップを敷くことで、洗い物を削減できます。 (2)「空中調理」まな板を使わず、キッチンばさみを使って、空中で食材をカットする調理法です。 (3)「パッククッキング」食品用かつ耐熱性(100度)のあるポリ袋に食材を入れて、湯せんで加熱調理する。
あると便利な備品類について紹介をしている画像です。 (1)「食品用ポリ袋」活用例:手袋/食材を入れるボウル/汁椀にかぶせて洗い物を削減/容器入れ/水の運搬など。 (2)「ラップ」活用例:直接米に触れずに、おにぎりを作れる/皿に敷いて洗い物を削減。 (3)「アルミホイル」活用例:落し蓋として代用/カセットコンロをつかんで、風を防ぐ反射板にする。 (4)「ホイルシート」活用例:フライパンに敷いて調理師、焦げ付き防止。 (5)「クッキングシート」活用例:落し蓋として代用。 (6)「キッチンペーパー」活用例:布巾やタオルの代わり (7)「除菌スプレー」活用例:手指の消毒/衛星の確保。
災害の「備え」チェックリスト~避難の際に持ち出すもの~ 【基本の備え】 ・水(ひとりにつき、1日3リットル)・食品(3日分)・防災用ヘルメットやずきん・衣類や下着、タオル・レインウェア(雨具)・ひもなしのズック靴・懐中電灯・携帯ラジオ・予備電池、携帯充電器・マッチや蝋燭・救急用品(絆創膏、包帯、消毒液、常備薬など)・使い捨てカイロ・ブランケット(ひざ掛け)・軍手・洗面用具・歯ブラシ、歯磨き粉・ペンやノート・貴重品 【高齢者がいる家庭の備え】 ・持病の薬、お薬手帳のコピー ・杖・補聴器・入歯と洗浄剤・大人用紙パンツ、給水パッド・介護食 【感染対策グッズ】 ・マスク・手指消毒用アルコール・石鹸、ハンドソープ・ウェットティッシュ・体温計

お問い合わせ

岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

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