こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター作業療法士の日向です。
みなさんは「人付き合いや趣味、外出が面倒と感じる」「よく探し物をしている」といったことはありませんか?もしかすると「MCI」の症状かもしれません。
「MCI」とは「Mild Cognitive Impairment 軽度認知障害」といって、認知症になる前段階の状態です。記憶力や注意力などの認知機能に低下がみられますが、日常生活への影響は認知症ほど大きくありません。そのため気付きにくいことも特徴の一つです。
MCIは早めに気付き、適切な対策をとることで認知機能が回復する可能性がある時期です。そこで、今回はMCIを予防するためのポイントをお伝えします。
MCIを予防するためのポイントは、「(1)知的活動をする (2)生活習慣を整える」です。
(1)知的活動をしてみよう
知的活動とは、料理や読書、日記を書くなど、知的刺激を伴う趣味や余暇活動のことを示します。知的活動を行うことで記憶力・言語能力・計画力・判断力などの働きを高めます。例えば、料理にはさまざまな工程があり、それを同時に行います。野菜を切る、下ごしらえをしながら湯が沸くのを気にする等、注意力や判断力、計画力を働かせています。
このように趣味や余暇活動をすることは、脳の活性化を図ります。興味のある地域での活動や講座には積極的に参加する等、趣味を充実させて、いきいきとした生活を送りましょう。
(2)生活習慣を整えよう
食事・運動・睡眠など日々の生活習慣を改善する事によって、認知機能低下のリスクは軽減するといわれています。生活習慣を見直して、バランスの良い食事や適度な運動をするように心がけましょう。また、なるべく1日1回は外出し、気分転換を図りましょう。
「MCI」を予防する為に、何か一つ今できることから始めてみませんか?
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