ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置

健康コラム84

[2024年4月5日]

ID:4816

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

胃食道逆流症について

こんにちは。介護予防センター看護師の古谷です。

日差しが暖かく、春を感じる季節になりましたね。

さて、みなさんは「酸っぱいゲップが出る」「胸やけがする」といった症状はありませんか?その症状、もしかすると「胃食道逆流症」かもしれません。胃の中にある胃酸が食道に逆流して起こる、さまざまな症状や障害を総称して胃食道逆流症と呼びます。

今回は、食事の欧米化などによって近年増加している「胃食道逆流症」について、お伝えしていきます。

本来、胃の中にある食べ物や胃酸は、食道と胃の境目にある筋肉(下部食道括約筋)の働きによって逆流を防ぐ仕組みになっています〈図1〉。しかし、加齢や肥満、食べ過ぎなどによって括約筋が緩み、胃酸が食道へ逆流しやすくなります〈図2〉。

症状が気になる方は、スケール表〈表1〉でチェックしてみましょう。合計点が8点以上の方は、胃食道逆流症の可能性があるため医療機関の受診をお勧めします。7点以下の方は、胃食道逆流症を予防・改善するために下記の〈表2〉に挙げた項目に気を付けながら毎日を健康に過ごしてくださいね!


※画像をクリックすると、拡大表示されます。
下部食道括約筋の働きについて解説している画像です。 「図(1)」は正常な状態の下部食道括約筋の働きについて解説しています。 下部食道括約筋の働きが正常だと、筋肉で胃の入り口を適度に締め付けているので、胃の内容物が逆流しにくくなります。 しかし、「図(2)」のように、加齢や肥満などが原因で下部食道括約筋が緩んでしまうと、胃液が逆流しやすくなります。
表1「Fスケール(FSSG)」の画像です。 表の項目は全部で12項目。 項目ごとに「ない・まれ・時々・しばしば・いつも」のうち、当てはまる状態にチェックをしていきます。 項目1:胸やけがしますか? 項目2:おなかが張ることがありますか 項目3:食事をした後に胃が重苦しく感じることがありますか 項目4:思わず手のひらで胸をこすってしまうことがありますか 項目5:食べた後に気持ちが悪くなることがありますか 項目6:食後に胸やけがおこりますか 項目7:喉の違和感(ひりひりなど)がありますか 項目8:食事の途中で満腹になってしまいますか 項目9:物を飲み込むと、ひっかかるような感覚がありますか 項目10:胃酸が上がってくることがありますか 項目11:げっぷがよく出ますか 項目12:前にかがむと胸やけがしますか
表2「生活習慣と食事面それぞれで気を付けること」の画像です。 「生活習慣で気を付けること」 1.腹部を締め付けない 2.重い荷物を持たない 3.前屈となる姿勢を避ける 4.喫煙しない 5.食事2~3時間は横にならない 「食事面で気を付けること」 1.食べ過ぎない 2.就寝前の食事は避ける 3.脂質の高い食品・甘いもの・アルコール・コーヒー・炭酸飲料等はとりすぎないようにする。

お問い合わせ

岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

Eメール: OYC@mx.okayama-fureai.or.jp