
加齢による体の変化と熱中症予防のポイント
こんにちは!岡山市ふれあい介護予防センター看護師の岡村です。
8月になり、暑い日が続いていますが、みなさん体調を崩されていませんか?今年の夏は全国的に平年より気温が高く、熱中症にかかる方が多数発生しています。
今回は、「加齢による体の変化と熱中症予防のポイント」について伝えします。
加齢による体の変化として、3つあげられます。
- 体内の水分量の減少:高齢者は成人に比べ体内の水分量が少ないため、汗をかく量の低下をまねき、体から熱を放出しにくくなります。
- 暑さを感じにくい:温度に対する感受性が低下するため、暑さを自覚しにくくなります。
- のどの渇きを感じにくい:感覚機能の低下により、のどの渇きを感じにくくなります。
これら
3つの特徴から、室内でも熱中症にかかりやすいと言われています。
【熱中症予防のポイントについて】- 暑さを避ける:暑い日は無理せず、外出を避ける。少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所へ移動しましょう。
- 室内環境を整える:エアコンを適宜使いましょう。28度を目安に温度設定をしてください。日中のみならず、夜間も同じです。すだれの使用や扇風機との併用など、上手に室温調整をしましょう。
- こまめに水分補給:“のどが渇いていなくても”がポイントです。昼間は1時間おきに、また入浴前後や就寝前や起床後、1.5リットル/日を目標に水分補給を心がけましょう。
- 日頃から体調管理:「栄養バランスのよい食事」「適度な運動」「十分な睡眠」で規則正しい生活を意識して、体調管理に努めましょう。
まだまだ暑い日が続きます。
熱中症を予防するために、4つのポイントを心がけてこの夏を乗り越えましょう!