こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター管理栄養士の頓宮です。
今日の健康コラムのテーマは「これでバッチリ!ストレス・不眠を和らげる食事」です!
「日々の生活でストレスを感じる」「疲れているのになかなか眠れない」「ストレスのせいか頭痛や肩こりがひどい」など、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?ストレスからくる不調を改善するためには…
…といったことが大切です。
それでも、なかなか改善しない場合、もしかして栄養不足が原因かもしれません!どの栄養不足が原因なのかチェックシートで確認し、不足栄養素を補う食事を心がけましょう!
(1)たんぱく質不足タイプ
たんぱく質は脳内伝達物質の主原料です。不足すると脳のエネルギーが下がり、ストレスに負けやすくなります。また、スムーズな入眠を促す睡眠ホルモンも、たんぱく質が主原料です。しっかり食べるように心がけましょう!
<こんな食品がオススメ>
肉、魚(鮪・鰹・鮭・しらす・あじ・いわし・えび)、大豆製品(豆腐・納豆)、乳製品、卵
(2)鉄不足タイプ
体内のアミノ酸を材料に脳内伝達物質を作る時に不可欠なのが鉄。不足すると体温の低下による「冷え」の他、肌がかさつくことも。他にも、鉄は睡眠ホルモンの原料なので、不足すると、睡眠ホルモンが十分合成できず、不眠症を引き起こす可能性があります。
<こんな食品がオススメ>
牛肉の赤身、レバー、魚介(うなぎ・あさり・しじみ・鮪)、海藻(ひじき・のり)、緑黄色野菜
(3)ビタミンB群不足タイプ
ビタミンB群は、たんぱく質、糖質、脂質をエネルギーに変える時に必要な栄養素。1日に必要な量を補うには、糖質を控え、ビタミンB群を多く含む肉類を摂ると良いでしょう!また、睡眠ホルモンの原料(たんぱく質)を作るうえでも、ビタミンB群は欠かせません。
<こんな食品がオススメ>
豚肉やレバー、魚介(うなぎ、たらこ、鮪、あさり)、にんにく、ナッツ類、バナナ
(4)亜鉛不足タイプ
亜鉛は新陳代謝に関わる栄養素。その他にも、ホルモンの合成や味覚、免疫機能にも関わりがあります。アルコールの摂取により、亜鉛はかなり消費されるので、飲酒時は積極的に亜鉛を摂りましょう。
<こんな食品がオススメ>
肉、魚(牡蠣・しらす・いくら・鰯・鰹節・あさり)、レバー、海藻(わかめ・青のり)
(5)低血糖タイプ
糖質を必要以上に摂取すると、すい臓からインスリンが放出され、急激に血糖値が下がってしまいます。脳内のホルモンバランスが崩れ、集中力の低下や激しい眠気に襲われることも。また、低血糖症があると、神経を高ぶらせるアドレナリンの分泌が優位になり、夜中でも脳がリラックスできません。糖質の摂り過ぎを控え、血糖値の乱高下を予防しましょう。
<こんな食事がオススメ>
今回は、ストレスや不眠にオススメのレシピも掲載しています。簡単に作れるので、ぜひ作って食べてみてくだいね!
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