こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター理学療法士の梶谷です。
今回は、「転倒予防」についてお伝えしていきます。
転倒で1番怖いのは骨折です。太ももの付け根の骨折である大腿骨頚部骨折(だいたいこつ けいぶこっせつ)や、背骨の骨折である脊椎圧迫骨折(せきつい あっぱくこっせつ)は、長期の入院を強いられる事が非常に多く、介護が必要な状態に直結するケースも少なくありません。
転倒および骨折は、介護が必要となった主な原因の1つとされており、介護予防のためには、転倒予防も重要な要素の1つとなります。
そこで今回は、すぐにでも始められる転倒予防に効果的なことを1つ紹介します。
それは「滑りにくい靴下や履物を選ぶ」ことです。
「なんだ…そんなことかぁ」と思うかもしれませんが、実は「ストレッチ単体のみの運動」や「ウォーキング単体のみの運動」では、“転倒予防効果があるとは言えない”とされています。
運動の場合は、ストレッチ・筋力トレーニング・バランストレーニングなど、いろいろな運動を組み合わせた運動が転倒予防に効果的とされています。つまりいろいろとやらなければいけない訳です。
しかし「滑りにくい靴下や履物を選ぶ」ことは、これだけで転倒予防効果があるとされております。靴下や靴を滑りにくい物に変えるだけですので、取り組みやすいと思います。
具体的には、靴下の場合、足底面に滑り止めの付いた靴下がオススメです。履物はかかとの無いスリッパではなく、かかとのある履物(かかとが高いヒールの事ではありません)を選ぶと良いです。また、靴底がすり減っていないか確認することも大切です。
外で靴を履き替える際、転倒に不安のあるかたは、自分用の上履きを用意するなどしてみてはいかがでしょうか?
岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター
住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内
電話: 086-274-5211
ファックス: 086-274-5212
電話番号のかけ間違いにご注意ください!