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健康コラム68

[2023年1月15日]

ID:3668

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転倒予防の体操

高齢者の日常生活で、起こりやすい事故の一つ「転倒」

厚生労働省「国民生活基礎調査(令和元年)」の発表によると、高齢者の介護が必要となる原因の第4位が「転倒・骨折」です。

一度の転倒で、「また転んでしまったらどうしよう」という恐怖心から、閉じこもりがちになり、活動量が減ることで身体の機能が低下します。
今日は、転倒に繋がる身体的な3つの原因と対策をお伝えします。


まず、身体的な転倒の原因は

1.筋力の低下 2.瞬発力の低下 3.姿勢の悪化

などがあります。


1. 筋力の低下は、小さな段差や何もないところで躓くことがあります。また、いざ転倒しそうな時に踏ん張りが効かず転倒に繋がります。

対策としては、「足先を持ち上げる」「脚を上に持ち上げる」「かかとを持ち上げる」筋力トレーニングを取り組みましょう。(下記の図1を参照)


2.瞬発力の低下は、80歳代以降は20歳代と比べ、約50パーセント低下することから反応が鈍り、転倒リスクが高まります。座ったままで、取り組める瞬発力を高める運動を紹介します。

椅子に浅く座り、写真のように30センチ幅のテープを貼ります。約20~30秒間、線の外・内側につま先がつくように、なるべく速く開閉をしましょう。(下記の図2を参照)


3.姿勢の悪化は、上半身が前屈み姿勢になると、バランスを保とうとして膝や股関節が曲がった状態になります。その状態になると、つま先を上げることが難しくなり、少しの段差でも躓きやすくなります。そのため、背筋をできるだけ伸ばすことがとても大切です。

できるだけ良い姿勢を保つように、気が付いた時に上半身を起こす習慣を付けましょう。今回は転倒予防について、お伝えしました。誰にでも起こりうる可能性がありますので、気が付いた時に、紹介した運動をおこなってみてください。


※画像をクリックすると、拡大表示されます。

足の筋力トレーニングについて解説している図です。(図1)
足元に、30センチ幅のテープを貼った写真です。約20~30秒間、テープの外・内側につま先がつくように、なるべく速く開閉をします。

お問い合わせ

岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

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