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健康コラム50

[2021年11月1日]

ID:2299

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加齢によるもの忘れと認知症の違い

こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター作業療法士の千田です。
 
皆さんご存じでしょうか?10月4日は「探し物の日」です。NTTの電話番号案内が104番であることが由来だそうです。

年齢を重ねてきて、探し物や物忘れが増えてきたとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、年齢とともに、もの忘れが増えるのは自然なことなのですが、そうは言っても、認知症なのではないか?と不安になりますよね。

「物忘れ」が加齢と認知症、どちらによるものなのか、ハッキリと区別することは難しいのですが、2つの違いの大まかな目安をお伝えしたいと思います。


★物忘れの範囲

  • 加齢が原因の場合:体験したことの”一部”を忘れる

例)何を食べたか忘れる。買い物に行った時に買うものを忘れる


  • 認知症が原因の場合:”体験そのもの”を忘れる

例)食べたこと自体を忘れる。買い物に行った事を忘れ、また買い物に行く


★物忘れの自覚

  • 加齢が原因の場合:自覚がある
「うっかり」が多くなったことを自分で認めている


  • 認知症が原因の場合:自覚がない
自分が忘れていることを理解できていない

その他にも違いがありますので、表にまとめています。
今日お伝えしたのは、あくまでも目安ですが、参考にしてください。

物忘れが気になる、以前と比べると意欲が低下するなどの気になる症状がある場合は、はやめに医療機関や専門機関に相談しましょう。


※画像をクリックすると、拡大表示されます。

加齢による、もの忘れと、認知症のちがいについて、解説をしている画像です。加齢によるもの忘れの症状例。1、経過。あまり進行しない。2、体験。一部を忘れる。3、時間、場所、人。時間や場所は覚えている。でも人の名前を忘れてしまう。4、日常生活への影響。なし。5、もの忘れの自覚。あり。6、学習能力。維持している。7、探し物。自分で見つけられる。認知症の症状例。1、経過。進行する。2、体験したこと。すべてを忘れる。3、時間・場所・人。すべてが分からなくなる。4、日常生活への影響。あり。5、もの忘れの自覚。なし。6、学習能力。新しいことを覚えられない。7、探し物。いつも探し物をしている。誰かがとったなど、他人のせいにすることがある。 

お問い合わせ

岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

Eメール: OYC@mx.okayama-fureai.or.jp