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健康コラム43

[2021年12月22日]

ID:1843

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認知症の症状について

こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター介護福祉士の松川です。

6月14日は認知症の大きな原因である、アルツハイマー病を発見したドイツの医学者・精神科医アルロス・アルツハイマー博士の誕生日です。

そこで、今回は「認知症の症状について」お伝えしていきます。

みなさんは、「認知症」についてご存知ですか?
認知症は、認知機能が脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や仕事に支障をきたすようになる状態のことです。

はじめのうちは認知症による「もの忘れ」と、老化現象による「もの忘れ」の区別はつきにくいものですが、次第に違いがはっきりしてきます。
そして、認知症が進んでくるとさまざまな症状がでてきます。

認知症の症状は「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」の大きく2つに分けられます。


「中核症状」とは、脳の障害によって直接起こります。

例えば…

  • ご飯を食べたのに食べていないという、覚えられない、すぐに忘れてしまう(記憶障害)
  • 時間や月日が分からない、場所が分からない、人が分からない(見当識障害)
  • 考えるスピードが遅くなる、2つ以上のことが重なると理解が出来なくなる(理解・判断力の障害)
  • 計画を立てて段取りすることが出来にくくなる、トイレが手順通りできない(実行機能障害)

などが症状としてあらわれます。

また、「行動・心理症状(BPSD)」は、認知症の中核症状がもとになり、本人の生活や素質、周囲の環境や人間関係、介護の受けかたなどが影響して、日常生活のなかの行動や態度に起こります。


例えば…

  • 自信を失い、全てが面倒に
  • 将来への望みを失ってうつ状態に
  • 道に迷って家に帰れなくなってしまう
などが症状としてあらわれます。


認知症の症状は人によってさまざまです。周囲が気づく前から本人はなんとなく「認知症ではないか」と気がついています。

「もしかして?」と思うことがあれば、かかりつけ医やお住まいの地区の地域包括支援センターなどに、早めにご相談をされることをオススメします。


認知症の症状を知って、早期発見・早期対応を目指しましょう!

お問い合わせ

岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

ファックス: 086-274-5212

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

Eメール: OYC@mx.okayama-fureai.or.jp