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健康コラム63

[2022年8月2日]

ID:3212

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認知症予防の食事

こんにちは、岡山市ふれあい介護予防センター管理栄養士の頓宮です。

今日の健康コラムのテーマは「認知症予防の食事」です!認知症患者は年々増加しており、身近になっている認知症を少しでも予防したいと思う方も多いのではないでしょうか。認知症の予防対策は多岐にわたりますが、今日は認知症に効果があると研究報告があった食事についてお伝えしていきます!

「1日3食、多様食を取り入れたバランスの良い食事をする」

国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの研究では、1日にさまざまな食事(多様食)をしている方は、していない人に比べて、認知機能の低下を抑えられたという報告があります。

多様食とは主食とは別に10食品(魚・油・肉・牛乳・野菜・海藻・芋・卵・大豆・果物)を1日に食べるようにすることです。1回の食事で10食品をそろえるのは難しいので、朝昼夕の3食で10食品がそろった食事を心がけてみましょう!

「地中海食や日本食の良いところを参考にする」

アメリカのハーバード大学研究班の報告によると、地中海食(イタリアやギリシャなど、地中海沿岸諸国の食事)はアルツハイマー型認知症のリスクを低下させることが分かっています。

地中海食は、(1)果物や野菜を豊富に使う(2)魚を多く使う(3)オリーブオイル、ナッツ、豆類、未精製の穀物(全粒粉等)をよく使う(4)食事と一緒に適量の赤ワインを飲むことなどが特徴です。

また、東北大学研究グループの報告では、洋食(動物性食品や乳製品が多い食事)よりも、和食中心の食事の方が2割も認知症のリスクが低下することが明らかになっています。ご存知の通り日本食は、(1)野菜や魚、豆類、海藻類中心(2)一汁三菜(主食・主菜・副菜・汁物)で、各栄養素が補える理想的な食事バランス(3)ヘルシーな調理法などが特徴です。※ただし日本食は塩分量が多い傾向のため注意が必要。

地中海食と日本食、どちらの特徴も通じるところがあります。取り入れられそうなところから、始めてみてはいかがでしょうか?

今回は、認知症予防が期待できる食品を使用した「鯖缶と茄子の煮物」のレシピも掲載しています。簡単に作れるので、是非作って食べてみてくだいね!

※画像をクリックすると、拡大表示されます。

10食品「さあにぎやかにいただく」の図です
サバ缶とナスの煮物のレシピです

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岡山市ふれあい公社 岡山市ふれあい介護予防センター 

住所: 岡山市中区桑野715番地2 岡山ふれあいセンター内

電話: 086-274-5211

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